トレードしやすいチャート

相場と向き合うようになると、なぜか、ようし今日は頑張るぞって思うタイミングでチャートを覗いてみると、なんとも入れるタイミングがないではないかって、う~んと悩む事があるのではないでしょうか。左のビットコインUSDのチャートと右の豪ドル円見てみましょう。

移動平均線EMA

このチャートでは2つの移動平均線をみてとれます。上半分にはローソク足とCM_EMA_TrendBars(EMAトレンドバー)というトレンドによって色が変わる便利なEMAのオシレーターです。現在の時間足でのトレンドが上昇なのか下降なのかを色を見れば一目でわかります。下半分にあるのはRSIですが、同じ画面にRSIの数値を元に描かれたEMAが表示されています。Tradingviewにデフォルトで置かれているRSIのオシレーターです。
それぞれ違う使い方をします。今回はオシレーター側のチャートを4つのゾーンにわけてみました。zone①~zone④です。

zone①は基準線70を超えたエリア。
zone②はゾーンの真ん中、基準線50から70までのエリア。
zone③はゾーンの真ん中、基準線50から30までのエリア。
zone④は基準線30を超えたエリア。

これらのゾーンをEMAは波のように行ったり来たりしているわけですが、その波に乗ってトレードをする手法です。基本はRSIとEMAのDC、GCをきっかけにエントリーするわけです。

Aから順に解説していきますね、ローソク足の真ん中を移動平均線が水平に推移して価格の変動がないレンジから上髭を付けた陽線が3本つづいた次の足付近でDCが発生下落の初動、EMAはzone②からzone③に移動、そのタイミングでローエントリーをしたら勝ててますね!

次はB、RSIがzone④に下がってから底を打って上昇に転じて遅れてきたEMAとゴールデンクロスを形成してからEMAトレンドバーに向かってまるで磁石に吸い付けられるように上っていきました。このタイミングはハイエントリーができましたね。その後はレンジになってRSI50付近を行ったり来たりしだしました。

Cはzone③にドルフィンしたEMAがzone②に移行するタイミングでクロスはしていないもののタッチして上昇、zone①に突入です、そのタイミングで基準線70を上抜けしたのでハイエントリーできましたね。

Dは上昇が止まって横横しだして、zone①から下降、DC発生したのでローエントリーのエントリータイミングでした。

EはRSIが一度zone③に落ちて反発、上から落ちてきたEMAとGCを作ったのでハイエントリーのタイミングでした。

ここでのポイントはzoneをまたぐ動き(トレンドがでると波高が大きくなる)がある時は勝率が上がるタイミングです、ただこういったチャートは価格の動きを基に描かれている遅行型のデータなので決して未来を予測できるものではありません。ただモメンタムはある程度継続するのでそのモメンタムを先読みして相場に向き合うのが良いかと思います。
経験を積むとだんだんわかるようになるものです。

これでもかというほど徹底的にデモで練習しましょう!
デモにはコストがかかりませんし、なんど溶かしてもログインし直せば元に戻ります。

ビットコイン急落とオーダーブロック

最初の30秒チャート、一見急落しているように見える相場ですが、冷静に上位足を見てみると落ちるべきして落ちたといえますね!オーダーブロックに注目です。
透けた青い帯と赤い帯がオーダーブロックの価格帯です。
オーダーブロックを自分で見つけるのは少し難しいのですが、Tradingviewのに内包しているインジケーターOrderBlock&BteakerBlockはオーダーブロックを瞬間で表示してくれます。素晴らしいインジケーターです。上のチャートで、A地点で作られた価格帯でのオーダーブロックは最終的にリトレースメントされてB地点に戻ってきましたね!同じくC地点で作られたオーダーブロックはD地点まで戻ってきました。オーダーブロックは大口投資家が作ったポジションですが最初に投下した資金を使って、意図的に市場の思惑で注文を溜めて、溜まっているリクイディティを巧みに回収して、元の価格帯に戻ってきた時に、最初に投下した資金を回収してしまいます。市場の9割の金額を動かす大口投資家たちが1割の個人投資家の資産をごっそりもっていってしまうのがこの世界なのです。この事は是非頭に刻んでおいてください。

それではオーダーブロックとは何かを解説します。この取引手法は株、FX、コモディティあらゆる金融取引に利用されています。

オーダーブロック(Order Block)は、特にプライスアクション分析において重要な概念であり、為替の証拠金取引(FX取引)においても注目されています。オーダーブロックが果たす役割を以下に説明します:


1. オーダーブロックとは

オーダーブロックとは、大口投資家(例:機関投資家、銀行)がポジションを構築するために使った価格帯を指します。このエリアでは、売買注文が大量に発生したため、価格が一時的に反転、もしくは停滞することがあります。

一般的に以下のように分類されます:

  • ブル(買い)のオーダーブロック: 価格が上昇する前に形成される直前の下降局面。
  • ベア(売り)のオーダーブロック: 価格が下降する前に形成される直前の上昇局面。

2. オーダーブロックの役割

オーダーブロックがFX取引でどのような役割を果たすかを以下に示します:

(1) サポートとレジスタンスの指標

オーダーブロックの価格帯は、サポート(下支え)またはレジスタンス(上値の壁)として機能することがあります。価格がこれらのエリアに近づくと反発する傾向が見られるため、エントリーポイントや決済ポイントの参考にできます。

(2) 流動性の吸収ゾーン

オーダーブロックは、大口投資家が流動性を確保して取引を実行するエリアでもあります。彼らが大量の注文を出すために価格を一定の範囲内に留める場合があります。この結果、価格がオーダーブロックに戻りやすい特性を持ちます。

(3) トレンドの起点と判断

多くの場合、オーダーブロックの形成後にはトレンドの方向が決まります。例えば、ブルのオーダーブロックから価格が上昇を開始すれば、その後の強い上昇トレンドが期待できることがあります。

(4) プライスアクションの目印

トレーダーはオーダーブロックを利用して、エントリーやストップロス、利益確定の設定をより精度高く行います。特に、プライスアクションの動きを観察する際にオーダーブロックを活用することで、リスクを抑えた取引が可能になります。


3. オーダーブロックの使い方

  • 特定: オーダーブロックを特定するには、価格が大きく動く前のローソク足のパターンを観察します。
    • 例えば、大陽線や大陰線が発生する前の小さいローソク足がオーダーブロックの可能性があります。
  • エントリーの計画: 価格がオーダーブロックに再接近するのを待ち、その反発を確認してエントリーを行います。
  • リスク管理: ストップロスをオーダーブロックの少し外側に設定して、無駄な損失を回避します。

4. 注意点

  • 単独での判断は危険: オーダーブロックだけに頼るのではなく、他のテクニカル指標(例:移動平均線、フィボナッチ、RSIなど)やファンダメンタルズと組み合わせて使用するのが効果的です。
  • 相場環境の影響: オーダーブロックが有効に機能しない場合もあります。特に、ボラティリティが低い市場では反応が鈍いことがあります。

オーダーブロックは、機関投資家の意図やマーケットの心理を理解するのに役立つツールですが、適切なリスク管理と補助的な分析が不可欠です。トレードプランに組み込むことで、より戦略的な取引が可能になるでしょう。

1月25日 BTCUSD

本日は土曜日なのでトレードできる通貨ペアはBTCUSD、ETHUSD、BTCJPY、ETHJPY、XRPUSD、SOLUSDの全6種類。仮想通貨のみです。
うれしいことに他の法定通貨はお休みなのですが、仮想通貨に限っては土曜日も取引ができます。

今日はエントリーのタイミングについて、気づきをシェアします。
週末とあって流石に流動性が少ないせいかボラティリティが小さく穏やかな動きです。
それでも時折、数分間トレンドがでることがあるので、そのタイミングに乗れれば楽しいトレードができるかと思います。

14時33分頃に移動平均線をRSIが下から上に抜けるゴールデンクロスが発生、その次足でゾーン70を上抜けしました。30秒足で連続7本陽線がでました。

ゾーン上抜けを見逃さなかった場合、その足、もしくはその次足でハイエントリーしていれば勝ちトレードになりましたね。

その後、相場はレンジを作り12分後に再度ゾーンを上抜けする動きをみせました。ですが、上昇は弱く薄く4本陽線を作って下がっていき、レンジ継続の動きにもどりました。

最初のA地点でのゾーン上抜けの際は下落からの反転、GCつくって上昇しましたが、B地点ではレンジ内を行ったり来たりしている中で徐々に上昇しているので勢いなくゾーンを上抜けています。ゾーン上抜けだからハイエントリーと既成概念にとらわれてエントリーした場合は負ける可能性もあります。値動きが小さすぎます。ハイローではエントリーの価格と出口の価格が同じ場合は負けとなりますので、ベットした資産は戻りません。なのであまり値動きのない時間帯はやらないの最善の方法です。
いかに無駄な損出を出さないというのも、上達の秘訣です。
A付近のオシレーターの形とローソク足の推移、B付近のオシレーターの形とローソク足の推移を視覚的に覚えておくのも、大事な事と思いました。

チャートが汚い時やボラティリティの小さい時は「やらない」と決める事です。

1月24日 GBPJPY

RSIが下から奇麗に上昇してきたのを見てゾーンを抜ける様子を見せたのでハイエントリーをしたら突然下落に転じてしまって負けました。RSIの中のEMAは下降していたダイバージェンスが発生してたのを見落としていました。トレンドは上を向いていたけれど、オシレーターは弱含みの下向きだったので、いつ下落に転じてもいいタイミングでしたね。
その後は切り替えてゾーン30を割る様相をみせたのでローエントリー2回して、両方勝ちでした。二勝一負け